2021/04/12
lanケーブルは、コンピューター同士を接続するために使われる通信ケーブルで、様々な場面で見ることができますが統一された規格にあるため、そのケーブルによって性能が異なってくることに留意しなければなりません。lanケーブルにはカテゴリと呼ばれる種類がありそれぞれに性能が異なっています。現在主流となっているのはCAT5eと呼ばれるもので、これよりも数字の高いもので、CAT8まで発表されています。これらの違いは対応する通信速度であり、またノイズ耐性などに違いがあるものです。
ただ一般家庭で使われる場合には、CAT5e以上であればそれほど問題ありません。通信速度の違いはCAT5eとCAT6では1Gbpsで、CAT6AとCAT7では10Gbpsとなっています。さらにCAT8では40Gbpsとなっていますが、一般家庭で使われる場合には1Gbpsで十分です。一方で伝送帯域と呼ばれる周波数は通信速度の向上とともに高くなるもので、CAT5eでは100MHzですが、CAT6では250MHzと倍以上で、CAT6Aは500MHzとなりCAT7は600MHz、CAT8では2000MHzの伝送帯域を使用しています。
また速度の向上とともにノイズ耐性が増しているというのも特徴ですが、lanケーブルを選ぶ時には伝送帯域よりも通信速度とノイズ耐性の強さなどを見ることが大事です。またlanケーブルだけでなく接続する機器がそれらに対応している必要があります。