lanケーブルの通信速度を知るのに判断できる帯域

lanケーブルの帯域とは、電気信号の送受信時にどれぐらいの周波数に対応しているかを表す数値のことです。lanケーブルの帯域の値が良いほど同じ時間に伝達することができる情報量が多いことを意味するため、高速通信に対応していると言えます。逆にこの値が低いと伝達できる情報量に限りがありますから、そうしたケーブルを使っているネットワークはどうしても通信速度が低下することになりかねません。lanケーブルの帯域は高速道路に例えることができます。

もし高速道路が1車線しかない場合、一定時間にその区間を通ることができる車の数は限られてしまいます。交通量が少ない場合はまだ良いのですが、多くの車が一斉に押し寄せるとすぐに渋滞を引き起こすことになります。では高速道路が2車線さらに3車線ともなるとどうなるでしょうか。一定時間に走行できる車の量が格段に増えますから、多くの車が押し寄せても渋滞は発生しません。

lanケーブルの帯域も同様で、幅が広くなるほどデータの伝送量が上がることになり安定した高速通信を可能にすればいいわけです。現在発売されているlanケーブルに帯域は、商品のパッケージに記載されているCATとかかれたアルファベットと数字の組み合わせから判断することができます。CATはカテゴリーの意味で、その後ろに付く数値が通信速度を表しています。高速インターネットを十分活用したい場合には、CAT6からCAT7の製品を選ぶのがおすすめです。